So-net無料ブログ作成

銘仙羽織りを着物に [仕立て替え]

銘仙着物が大好きな娘さん・・・

ネットでリサイクル着物の中からとても状態の良い羽織を見つけました!

小柄な自分には、この大きな椿柄はどうだろう?

s-DSC_0183.jpg

ちょっと気になり・・・

「着物になりますか?」とご相談。

昔の長羽織は、引き返しが多いので・・

4尺近い丈が出ます。

s-DSC_0185.jpg

やってみましょう!と言う事になりました。

そしたらこの羽裏の素敵な事。いっそ、これを「裾まわし」にして遊んでしまおうか。。。

s-DSC_0184.jpg

という事で・・・少しのやりくりをしましたが・・・

s-DSC_0186.jpg


無事に仕立てあがりました。

ご本人との対面が楽しみです。

注意・羽織は前身ごろを裁ち落としてある為に、身幅寸法の広い方が着物に直すのには向きません。

綿入れ半纏 [仕立て替え]

女性物の村山大島の着物を

洗い張りして・・

男性用の綿入れ半纏を仕立てました。

長身で裄の長い方ですので・・・


袖幅で足し布をして裄を長くしました。

気に入って頂けると嬉しいです。

s-DSC_0001.jpg



お譲り着物  お召し(伯母から甥へ) [仕立て替え]

踊りを習っている青年の方から~

伯母さんから、洗い張りして「着物にしたら」と頂いた。。

男物着物になりますか?と。。

s-DSC_0505.jpg


見ると、昭和30年代くらいに流行った「お召し」のようでした。

s-DSC_0515.jpg

反物の幅が狭いので「男性用の裄には無理ですね~」とお返事。。


「そうですか、残念です」


色々と反物の寸法を確認します。

s-DSC_0520.jpg

一つの方法として、衿布から足し布を取ってみようか?と考えました。

s-DSC_0549.jpg

「ただ、衿幅から布を取って袖幅に足すことは可能かもしれませんね。。」

とアドバイス。。

「それで結構ですからやってみてください」との依頼でした。

まずは、解く所から始まります。

s-DSC_0524.jpg

裄は、踊りをされるのでたっぷりにしたいです。

一尺八寸五分にしました。

袖幅と肩幅、両方とも布を足しました。

裏地には絹の通し裏・・少し青味があり綺麗です。

男物は、袖口布も必要です。

s-DSC_0591.jpg



襟から取りましたので、裏地を足しています。

s-DSC_0597.jpg

袖も足して有るのがあまり目立ちませんでした。良かったです。

s-DSC_0550.jpg


伯母様もきっと喜んでくださいますね。

s-DSC_0596.jpg

娘さんへのお譲り訪問着 [仕立て替え]

娘さんにご自分が若い頃着ていた「訪問着」を譲りたい。

もう直ぐ息子さんの結婚式があるそうです。

洗い張りした状態で綺麗な訪問着をお持ちくださいました。

s-DSC_0801.jpg


胴裏と八掛けは新しくしました。


長襦袢も新しく。襟元に豪華な刺繡の半衿をつけました。

s-DSC_0147.jpg

s-DSC_0809.jpg

s-DSC_0819.jpg



お兄さんの晴れの日に華を添えてくださいね。

留袖を受け継ぐ為に・・ [仕立て替え]

以前から準備していた「留袖」の仕立て替えです。

お義母さまの留袖を自分が受け継いで・・
お子さんや甥姪子さんたちの結婚式に着て行きたい。
との思いがありました。

8回は着る予定です。と・・・

ただその方は長身で172センチ。
150センチ代のお義母さまの着物では無理ですし。
色やけで黒い色が相当焼けていました。

でも、あまりに豪華で最近は見る事もないような留袖だったので・・

s-IMG_0340.jpg



★黒地を染め替え
★脇の柄のつけたし(刺繡も)
★身丈を別布を付け足し(帯の下で)長く
★袖幅を地衿布を利用して広く

そのほか、胴裏や比翼も別布で足すことに・・・

身幅を広くする為に、脇の柄を足して描いてもらい・・・刺繡まで加えてもらいました。

s-IMG_0326.jpg

s-IMG_0317.jpg



s-IMG_0331.jpg
濃い色が染め替えた後部分です。

s-IMG_0328.jpg
家紋もくっきりしました。


金額は掛かってしまいましたが、依頼主さまの体に合った着物になりました。

もちろん比翼も作りなおしましたよ。

s-IMG_0353.jpg

s-IMG_0354.jpg
この比翼を・・・

s-IMG_0355.jpg
着物の上に・・・乗せてくけつけます。

s-IMG_0357.jpg


s-IMG_0364.jpg

袖口布と・・

s-IMG_0369.jpg
振り布も付けます・・

s-IMG_0374.jpg




今回の着物に合わせた白い長襦袢も出来上がりました。

当日、綺麗に着ていただけるといいな~
s-IMG_0379.jpg

報告が楽しみとなっています。



留袖の仕立て替え [仕立て替え]

このように立派な留袖を拝見しました。

s-IMG_9352.jpg



6月に甥っ子さんの結婚式。

「お義母さんの留袖なんですが、どうでしょう?」
お客様は、身長が170センチの大柄な方です。
「義母とは体系が全然違うのですが、この着物を着て行きたいのですが」

着物は、一反約13メートルの長い布で仕立てられます。布の幅は約40センチ。 洋服のように型紙で細かく裁断しません。 衿のカーブのみが曲線で、あとはすべてが「直線」なのです。 細い人は細く、太い人は太く、反物の幅を使います。縫い代も切って無いのです。 だから、洗い張りといって、解いて洗って繋げれば、細い人の着物を太い人がまた着られるように仕立て替えが出来るのです。


ただ、写真ではわかりませんが、黒い地色が色焼けてしまっています。
でもこのような手の込んだ刺繍は中々無いと思われます。
私は、新しい留袖を求めるより・・何とか手直しをしてこちらを着ていただきたいと思いました。

「もり善」さんにご相談に伺いました。

見ていただいた結果。

★解いて洗い張りをする

★柄部分に糊を乗せ、地色のみを黒く染めてもらう

★お客様寸法に大きく仕立てる

★別布を帯の下で接いで身丈を長くする

ただ心配なのは、脇の刺繡部分が縫い代の中は無いのでは?という事。

s-IMG_9351.jpg

解いてみると、やはり中まで刺繍は無いのです。
柄が脇で切れてしまうのはやはりおかしい。だからと言って小さく作ったのでは仕立て替えの意味がないです。

そこで、柄が切れた部分に筆で柄を付け足してもらいたいとお願いしました。

s-IMG_9353.jpg

お客様は、子供も居るしこれから何回も着ますのでそうしてください。この着物を着れば、義母と一緒に結婚式に出られますから。と。。


今回も「もり善」さんのアドバイスです。(京都にお願いします)

中々大変な仕事になりそうですが、やりがいがありそうです。




総絞りの羽織りを仕立て替え [仕立て替え]

お母様から「総絞りの羽織り」を譲ってもらいました。
長羽織りにしたいのですが・・・

羽織は裾からの引き返しが多く、衿の長ささえ出れば長く出来ます。

s-IMG_9350.jpg

拝見しましたら、やはりそのままでは衿の布が短いのです。
前見頃の引き返し部分が多いので、そこを切り取って使用してみることにしました。
お客様も承諾。

さて、新たな寸法は・・・

①裄を長く
②袖丈も長く
③羽織り丈を長く(プラス五寸)

ということでしたので、洗い張りをお勧めしました。

綺麗に洗われた反物は、長年のほこりや汚れも落としてくれたようでとても綺麗な状態になってきました。

とても仕立て易くありがたかったです。

羽裏が足りなくなるので、袖裏を接ぎ足しました。
s-IMG_9373.jpg

袖裏には、お直しでもあるので白のポリエステルを使用。

衿は下前で2箇所接ぎました。
s-IMG_9363.jpg

出来上がると殆ど目立たなかったです。
s-IMG_9374.jpg


長羽織が出来上がりました。
s-IMG_9376.jpg


黒羽織りを道行きコートに [仕立て替え]

着付けの先生をされている方から、母からの黒羽織りを道行きコートに・・との依頼です。

元々はかなり古い羽織のようでした。それを印刷のように模様を乗せた加工がしてありました。
s-IMG_8900.jpg

反物の幅も狭いですが、いっぱいにして仕立てて欲しいとのことでした。


表地はしっかりしていますが、裏地が大分痛んでいます。薄い接着芯を貼って縫った部分もあります。
s-IMG_8904.jpg


s-IMG_8922.jpg


s-IMG_8912.jpg

中々難しい仕事でした。

道行きコート [仕立て替え]

今回は、羽織を「道行きコート」に仕立て替えます。

羽織りを洗い張りして、反物の状態になってからお預かりしました。
s-IMG_8640.jpg


羽織りだったので、前落とし(前見頃を2寸8分で裁ち落としてあります)
s-IMG_8645.jpg


今回は、

羽織の衿を・・・・・立て衿に
s-IMG_8649.jpg


マチを・・・・・・小衿に
s-IMG_8646.jpg

使用します。


羽織の丈を少し長くするので、羽裏を継ぎ足します。


何と言っても「小衿」が難しいです。(今回は見えない場所で布を継ぎました)
s-IMG_8650.jpg

s-IMG_8651.jpg

s-IMG_8652.jpg

s-IMG_8653.jpg

s-IMG_8655.jpg


余り布が出たので、下前にポケットを付けました。
ココも毎回緊張します。
s-IMG_8673.jpg

s-IMG_8675.jpg

s-IMG_8676.jpg


スナップ、くるみボタンも作って付け、紐を二本付けて完成です。
s-IMG_8671.jpg

s-IMG_8672.jpg

s-IMG_8679.jpg



道行きコートは、難しくてやりがいがあります。



羽織り [仕立て替え]

着付けを習い始めて、着物に目覚めた若いママさんから・・・

頂いた羽織りが気に入っているのだが、汚れがあり丈が短いので直して欲しい。というお話でした。

拝見すると、確かに袖口や見頃に汚れが有りました。丈だけ直すといっても、殆ど解いてしまうことになるので・・「洗い張り」をオススメしました。解いて、綺麗に洗ってもらうのです。それからお好みの寸法にしようと。


洗い張りが出来たので、受け取りに行くと「この羽織りは「生地の裏表を間違えて仕立ててあった」と店主の言葉。(@_@;)ホントですか?良く見ると、裏生地が汚れています。なんと、以前仕立てた方は、裏地を表にして縫っていた。そして、お客様も知らずに着ていたのです。

こちらが本来の表
s-IMG_8319.jpg

今までこの「裏」が表になっていた
s-IMG_8320.jpg

ママさんに話すとその状態を確かめ「ホントですね~、そんな事あるんですね~」(@_@;)

でも、ラッキーな事に・・表地が裏だったからとても綺麗なんです。(^_^)/やりました。こんな好転もあるんです。
s-IMG_8321.jpg

羽織の特徴は「前身ごろを裁つ」裁った布から「袖口布」と「マチ布」を取ります。
s-IMG_8323.jpg

s-IMG_8322.jpg

マチはここに付きます。
s-IMG_8327.jpg

s-IMG_8328.jpg

s-IMG_8329.jpg

これ、何でしょう?
s-IMG_8330.jpg
衿です。

衿は、細いですが・・・・実は・・・・
s-IMG_8335.jpg

このように・・・・
s-IMG_8334.jpg

s-IMG_8333.jpg



反幅の状態から、決まった寸法にどんどん折りたたんであるのです。
s-IMG_8332.jpg

s-IMG_8338.jpg


s-IMG_8340.jpg
衿の後ろに「ちどりがけ」折る所です。


s-IMG_8341.jpg
「前下がり」といって前身ごろを少し長くします。それは背中が真っ直ぐに対して、前は胸やお腹が膨らんでいるという身体の特徴があるからです。


s-IMG_8359.jpg
とても綺麗な「長羽織り」に仕立て替えが出来ました。

羽織りは、裁ちが難しく、衿付け、前下がりも難しいのです。形が出来ていても、着物の上にちゃんと羽織っていただいて、確かめたい箇所が沢山あります。また是非着姿を拝見したいと思っています。