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お姑さんからお嫁さんに譲りたい [染め替え]

染め替えの例・・・・・②(生地全体にたたきをかける)

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みよさん(88歳)は18歳から40歳代まで大切に着ていた思い出の羽織を
「洗い張りして色を白く抜いて染め替えてもらいたい」と思っていました。
そして誰かに譲りたいと・・・・。
その羽織はみよさんが子供の頃から蚕を育て、
繭から糸を紡いで反物に織って仕立て
お嫁に来るときに大事に持ってきたものです。
この羽織りをどうしたものか・・・と・・・・。

そこで、以前お世話になった親切な呉服屋さんに相談にのってもらいました。
「今はこのような染めは中々珍しいし、違う色柄にしてしまうのも寂しいので
このまま「たたき」をかけたらどうですか?」
「たたき」というのは、霜降りのように全体に細かい霧のような柄を上から染めることです。
sayu-image1.jpg
この柄を上から染めるのです。
「きっと良くなりますよ」と嬉しい言葉。京都の染め元に送られて行きました。

色焼けが激しかったのですが、全体に「たたき」が乗せられ・・・
ぼかしの雰囲気がとても落ち着いた感じになりました。
最初は「塵除け」か「道中着」にと思ったのですが・・・
ささゆりさんがそのまま羽織ってみると、
とても軽くて体に馴染み・・・良くお似合いです。
やっぱり着る機会が多い「着物」にする事に決まりました!
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元々は羽織でしたので、前落としの部分が剥いで有ります。
sayu-image.jpg
長羽織りだった為に身頃も「4尺」近く有り、羽織の「衿」を今度は着物の
「衿とおくみ」に使います。
色焼け部分を何処にもっていこうか・・・。
あっちへやったり、こっちへやったり・・・・。
そして・・・・

sayu-image3.jpg
色焼け部分を隠さずに上前のおくみや背中と身頃に出してしまいました。。


八掛けはこんな渋い抹茶色
sayu-image4.jpg


完成しました!とても素敵な小紋になり・・・
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みよさんからお嫁さんの元へと・・
きっと、大切に着てくれますよ。


2008・12月


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